毎年“超”高倍率で話題となる都内国立小学校の受験。
入学を考えているご家庭にとっては避けては通れない関門ですよね。
我が家を受験を考えているので動向は探っているのですがやっぱり高倍率は変わりません。
この記事では2019年度の都内国立小学生全6校の倍率をまとめています。
気になっている学校、入学を考えている学校の実際の数値を確認して見てください!
日本一わかりやすい小学校受験大百科は必読書

今回のデータはプレジデント社発刊の日本一わかりやすい小学校受験大百科を参考にまとめています。
この本では国立小学校だけではなく私立の小学校のことや、合格した家庭の体験談や対策方法掲載されています。
お受験に向けて参考になることがたくさん書いてあるので小学校受験を考えているなら一度目を通してみることをおすすめします。
都内国立小学校の倍率一覧
こちらが2019年度の倍率及び入試結果です。
学校名 | 募集 | 志願 | 合格 | 倍率 |
お茶の水女子大学付属 | 男女
約25名ずつ |
男子
1040 女子 1534 |
男子
28 女子 25 |
48.6 |
筑波大学付属 | 男女
64名ずつ |
男子
2032 女子 1762 |
男子
64 女子 64 |
29.6 |
東京学芸大学付属大泉 | 男女
45名ずつ |
男子
605 女子 528 |
男子
45 女子 45 |
12.6 |
東京学芸大学付属小金井 | 男女
52~53名ずつ |
男子
523 女子 474 |
男子
53 女子 52 |
9.5 |
東京学芸大学付属世田谷 | 男女
52~53名ずつ |
男子
560 女子 541 |
男子
53 女子 52 |
10.5 |
東京学芸大学付属竹早 | 男女
約20名ずつ |
男子
1258 女子 1184 |
男子
21 女子 22 |
56.8 |
文京区にある筑波・お茶の水・竹早はかなりの高倍率となっていますね。
一番人気は筑波、一番高倍率は竹早という結果
上のグラフを見てもわかる通り受験人数はぶっちぎりで筑波大学付属が多くなっています。
筑波は私立の小学校を含めても一番受験者の多い学校として知られており、毎年3000人を越える子どもが受験しています。
また倍率で見ると東京学芸大学付属竹早が一番の高倍率となっています。
竹早も受験者数が多い学校ですが、何より募集人数が少ないので高倍率という結果になっている感じです。
文京区以外にある東京学芸大学付属の小学校は学区制限があるので受験者数が多少抑えられていますが、それでも10倍前後の倍率なので人気の高さがうかがえます。

国立小学校の受験の流れ、どうやって大量の受験者を見るの?

筑波のような3000人を越える子どもを見るのはかなり大変です。それは他の学校も同じです。
ここでは筑波小学校を例に受験の流れを見てみましょう。
一次試験⇒抽選(約半数に)
筑波小学校の一次試験は抽選。
これには“運”しかありません。
この一次試験で例年受験生が半数程度に絞られます。
この割合が多いと見るか少ないと見るかは感覚次第ですが、個人的には通る可能性は低くないと見ています。
筑波に限らず都内国立小学校を受験する以上避けては通れない抽選ですが、通過することを前提に次の二次試験に備えておきましょう。
二次試験⇒ペーパーや行動観察など(合格率10%前後)
二次試験は本格的な試験となります。
二次試験の内容は学校によって違いますが、筑波小学校の場合は次のような試験内容となっています。
- ペーパー(話の記憶・図形)
- 製作
- 運動
- 行動観察
二次試験の内容ははっきり言って簡単ではありません。(特に図形)
なので全く対策をしていない場合はこの二次試験がかなり厳しくなると予想できます。
二次試験では一次試験通過者のおよそ1割程度に当たる男女200人ぐらいしか合格しないので倍率も高くなっています。
三次試験⇒抽選(合格決定)
そうなんです。
筑波小学校の場合、最終的に入学できる子は最後の抽選で決まります。
三次試験では最終的に入学できる男女64人が抽選で決定します。
最後が抽選という一見非情なシステムに感じますが、男女別で見ると約100人中64人合格ぐらいで倍率1.5程度となるので決して合格率が低いわけではありません。
高倍率を突破するためには準備が不可欠
国立小学校の受験は高倍率であったり抽選があったりと難関であることには変わりありませんが、筑波でいう二次試験がクリアできるかが大きな鍵となることは間違いありません。
そして多くの子が二次試験突破のために幼児教室に通ったり体操教室に通ったりと準備をしています。(対策なしで受かる子もいるとかいないとかw)
国立小学校に入れたい!と思ったらまずはしっかり情報収集をしてできる準備を進めておきましょう。
私立小学校も候補に入れる場合は学校毎に試験の内容がわかってくるのでそれぞれの学校に合わせた対策ができるように戦略を立てていきましょう!
∇小学校受験を考えているなら読んでおきたい雑誌はこれ
∇試験の傾向と対策についてはこちらも参考にしてみてください。

