小学校低学年の子どもを持つ家庭ではスタンダードになりつつあるリビング学習。
勉強している様子がよくわかるなどメリットを感じている家庭が多いように感じますが、逆に集中できないなどのデメリットを感じている家庭もあるようです。
先日私もある小学生の保護者からリビング学習のあり方について質問されました。
同じように子どもの学習方法で悩んでいる保護者の方はたくさんいるようです。
この記事では、リビング学習のメリット・デメリットとリビング学習を成功される便利グッズについて紹介します。
家での勉強の仕方に迷っている方は是非チェックしてみてください!
リビング学習の効果

リビング学習とは文字通りリビングで勉強をすること。
自分の部屋の机ではなくリビングで勉強することはあまりいいことではないように感じますが、意外とメリットが多く実践している子が多くいます。
特に小学校低学年だと多くの家庭がリビング学習をしています。しかし、ただリビングで勉強するだけではメリットではなくデメリットばかり受けてしまうかもしれません。
リビング学習をすることで得られるメリットとデメリットを考えてみたので参考にしてみてください。
リビング学習のメリット
リビング学習を行うことによって得られるメリットは3つです。
ただこの3つもやり方を間違えると効果半減なのでリビング学習を行う場合は取り組み方にも注意しましょう。
リビング学習の方が集中できる

あなたはどんな状況の時が一番集中できますか?
シーンとしている状況?
それとも少し雑音が聞こえる状況?
個人差はありますが、完全な無音より雑音(ホワイトノイズ)があった方が集中力が高まるという研究があります。
リビングでは料理の音やちょっとした話し声など適度な雑音があります。
“適度な”というのが重要ですが、リビング学習をすることで自分の部屋で1人で勉強するよりも集中できる可能性があります。
対話式学習ができる
学習塾でも採用しているところが増えている対話式学習。
わかったことを相手に説明したり教えたりすることで知識の定着を高めていく学習法です。
リビングで勉強することで保護者の方や兄妹たちと対話しながら勉強することができ、学習したことの定着に繋がっていきます。
もちろん雑談になってしまっては意味がありませんが、必要なことを聞いたり教えてあげたりすることは学習効果を高める方法としては悪くありません。
リビング学習を実践するときは必要な対話をしながら進めてみるといいかもしれません。
わからないところをすぐに解決できる
勉強がわからないというのは子どもたちにとってかなりの苦痛でありモチベーションが下がってしまう原因です。
また、わからないものを放置することによって勉強が苦手となり嫌いになります。
ですが、リビング学習をするとわからない問題があったときにすぐ聞くことができるので、わからないまま放置することがなくなります。
勉強が苦手となる前にフォローしたり子どもの質問に答えることができるのでおすすめです。
リビング学習のデメリット

メリットの多いリビング学習ですが、やり方を間違えるとデメリットばかりになってしまいます。
ここで挙げるデメリットは少し気を付ければ大丈夫なものなのでよく確認してみてください。
集中できない
メリットで集中できる、デメリットで集中できないとなんだか矛盾していますね。
リビング学習で集中できない理由は“雑音”ではなく“騒音”や“誘惑音”があるからです。
例えばテレビの音や隣で弟がゲームをしている音、歌詞がある音楽など集中を妨げるような状況だとリビング学習は失敗します。
リビング学習をする場合は勉強する時間だけでも適度な雑音が出る状態をつくってあげることが大切です。
答えをすぐに聞く(自分で考えない)人になってしまう
わからないところをすぐに聞ける環境はいいのですが、度が過ぎると自分では考えずに答えを聞いてしまう子どもになってしまいます。
勉強では自分で考えて答えを出すことが大切です。ただでさえスマホなどですぐに答えを出せる時代なので頭を使って考える時間が少なくなってしまいます。
子どもが考えてもどうしても答えが出せない場合は考え方やヒントを出してあげて最終的に子ども自身に考えさせることで思考力を低下させないようにしましょう。
リビング学習を充実させるグッズ
リビング学習を成功させるには集中できる空間を作ることが大切です。
そんなリビング学習を成功させるのを助けてくれるグッズを紹介します。
ベルメゾンオリジナル どこでも自習室
視界に色々入ると集中力が切れてしまう可能性がありますが、こちらのグッズを使うと視界を遮断することができます。
勉強に必要な道具を一通りセットしておいて使いたいときに使うことができるのでお家のリビングが勉強机に早変わりしますね。
リビングが散らからないという利点もあります。
ソニック リビガク集中できる勉強ブース
少しコンパクトタイプのリビング学習グッズ。
少し斜めになるように作られているので手元が暗くなりにくく集中して学習に取り組めます。
ノートやプリントを収納できたり、クリップで挟めるようになっていたりと利便性がいいのが特徴です。
もちろん視界を遮断することができるので集中して勉強に取り組めます。
リビング学習で学習効果を高めよう
リビング学習は取り組み方によって集中力が増し、より大きな学習効果が期待できます。
特に1人ではなかなか勉強に取り組めない小学生にはリビングで勉強させる意味は大きいと思います。
ただ、リビング学習で子どもが集中して勉強に取り組めるか、それとも逆に集中を切らしてしまうかはその場で見ている親の影響が大きくなります。
干渉のし過ぎは良くありませんが、適度に見守りながら子どもの勉強を見てあげてください。
早いうちに勉強する習慣が身に付けばリビング学習から自己学習への移行もスムーズにできますよ。
