幼児教育はいつから始めるべきなんだろう?
親であれば誰もが気になりますよね?
私もすごく気になっていました。なんとなく早い方がいいと聞いたことがありますが実際いつからなのか……。
実はコレ、科学的根拠に基づいて研究がされています。
もしあなたが幼児教育について迷っているなら考え方の1つとして参考にしてみてはいかがでしょうか?
幼児教育は早ければ早い方がいい

結論としては
早ければ早い方がいい
というものでした。
ではなぜ早い方がいいのでしょうか?
就学前教育(幼児教育)が最も収益率が高い
ノーベル経済賞を受賞したヘックマン教授の研究によると子どもの教育への投資による収益率は子どもの年齢が小さいほど高いとされています。
一般的には中学や高校、大学での教育が一番その後の人生に役立ちそうですが、実際には就学前教育(幼児教育)がその後の人生に最も大きな影響を与えるというものでした。
就学前と高校・大学では収益率はかなり低下します。なので高校や大学で教育に投資するよりも就学前の段階で投資した方がはるかに有効だということです。
ここで言う教育への投資とは単に『勉強』ではなく『人格形成や体力、健康』なども含まれますが、子どもが小さいうちからそれらを意識しておくことは将来にいい影響を及ぼします。
知識が知識を作る
なぜ幼児教育がいいのかと言うと、知識が知識を作る好循環が生まれるからです。
知識を成長と置き換えるとわかりやすいですが、例えばつかまり立ちができない子は1人で歩けませんよね?
つかまり立ちができるという成長(知識)があればそれを生かして歩くことができる。
勉強でもかけ算ができなければわり算ができませんし、ひらがなが読み書きできなければ漢字は読めません。
このように早くに身につけた知識は次の知識を得るのにとても重要になります。
ペックマン教授のペリー幼稚園での実験『ペリー幼稚園プログラム』では質の高い就学前教育を受けさせた結果次のような効果が得られたというデータがあります。
- 6歳時点でのIQが高くなる
- 19歳時点での高校卒業率が高い
- 27歳時点での持ち家率が高い
- 40歳時点での所得が高い
- 40歳時点での逮捕率が低い
このようなデータからも就学前教育、つまり幼児教育はしっかりしておいた方が子どもが成長してからも効果的であると言えますね。
幼少期は一番の成長期
脳は3歳までが最も成長する時期なんて話聞いたことありませんか?実際3歳で80%、6歳で90%、12歳で100%完成することがわかってきています。
特に0歳から3歳は著しい成長期で五感や運動能力、言語能力などあらゆる部分が大きく成長します。
この大成長期に様々な刺激を与えてあげることでその後の人生を大きく変えてしまうほどの影響があります。
仮に幼稚園に入るぐらいのタイミング(3~4歳)で頑張って教育を施してもすでに脳の80%は完成されていますから効果は薄くなってしまう可能性があります(もちろん3歳以降の教育が無意味になるわけはありません。)
幼児教育は脳が完成される1日でも前に始めた方がより効果が期待できると言えるでしょう。
幼児教育は気になったときが始め時
もし今あなたが幼児教育について気になって何かを始めようと思っているなら今すぐにでも始めましょう。
子どもの脳は1日1日完成に近づいています。脳が成長している段階でたくさんの刺激を与えてあげることで上記のような将来的な安定や学業の向上、人格形成など様々な部分でいい影響を与えてあげられます。
幼児教育に批判的な意見もありますが、子どもは親が思っている以上によく見ていますし状況を理解しています。
幼児教育に早すぎるということはなく、生まれた瞬間からできます。
早いうちから教育へ投資した方が収益率がいいというデータもあることから子どもに幼児教育をさせたいと思ったときから始めていきましょう!
