子どもの成長には個人差がありますが、子どもにはできるだけたくさんの語彙を習得してほしいと思っている人も多いでしょう。
語彙の習得には絵本の読み聞かせなどがいいとされていますが、私が感じるのは『実物を見せて、触らせて、発声させる』が最も早く語彙を習得させられるということです。
これは私の実体験によるものですが、子どもの語彙習得に悩んでいるなら一度試してみてください。
読み聞かせだけでは不十分!?子どもの語彙を増やす最短方法

読み聞かせは語彙を習得するためにとてもいい方法だということは多くの研究でも明らかにされています。
読み聞かせによる効果は3歳までに1万冊の読み聞かせがいいのはなぜ?その根拠を探ると3歳までに1万冊の読み聞かせがいいのはなぜ?その根拠を探るとでも紹介している通り私もかなり力を入れています。
実物を見せることは絵本の読み聞かせをしっかり行った上でプラスαのこととして日々の生活の中に取り入れていくとより効果的です。
実物を見せると視覚から情報が伝わり語彙習得につながる
まだ見たこともない未知のもの名前だけ聞いていても語彙習得にはつながりません。
語彙は物体と発音が合わさって初めて習得と言えるので何について言っているのかわからない状態ではいつまでたっても覚えることはできません。
『百聞は一見にしかず』という言葉通り、実物を1回でも見た方が語彙習得にも効果的です。
何も見せないで言葉を教え続けることは基本的にしないと思いますが、可能な限り実物を見せてあげながら名前や言葉を覚えさせていきましょう。
実物を見せられないものの場合は写真や絵、絵本などでもOKです。
絵本を読みながら「これは○○だよ」と声かけをしてあげながら読むのも効果的ですね。
触らせると触覚から情報が伝わり語彙習得につながる
物体には重さや温度、触感など様々な感覚があります。
実際に触ってそれらの感覚を体感してもらうことで子どもの脳はより刺激され記憶にも残りやすくなっていきます。
自分で触ってみることで、実物を見るよりはるかに多くの情報を得ることができるのでこれらの情報とものの名前をリンクさせることができれば語彙は一気に増えていくでしょう。
ただ世の中触ってもいいものだけではありません。特に小さいうちは危険なもの(ハサミや包丁、火など)が多いので注意してくださいね。
発声するというアウトプットが語彙習得には大切
何かを覚える、理解するためにはアウトプットが大事と聞いたことはありませんか?
例えば英語の授業なんかでは発音練習を何回もやりますよね。アウトプットすることで頭で理解したことをより定着させることができます。
子どもの語彙習得もこれと同じです。
たくさん聞いて、たくさん見て、たくさん触って得られた情報や言葉を実際に出すことで本当の理解へと変わっていきます。
もちろんまだ発声機能が未発達の状態なので1度でうまく発音できないこともありますが、声に出そうとしてみることが大事なのでどんどん促してあげましょう。
ぜひ一緒に発声してみてください。
語彙習得の最短は「実物を見て、触って、声に出してみる」
この段取りを踏んでいけばたくさんの語彙を早く覚えることにつながります。
うちの子も実際に見たことがあるものや触ったことがあるものはかなり言えるようになっていますが、絵本などでしか見たことがないものはやはり言えなかったりしています。
家の中も外も子どもにとって初めて見るものがたくさんあります。
歩きながらでも、遊びながらでも実際に触ってみて「これは○○だよ」「○○って言ってみようか」と子どもと話見てみてください。
それだけで一気に語彙が増えて、今後の学習にもつながっていきますよ!
